ただいま色々悩み中


by fullcrescentmoon
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今までで一番キレた日、後編


悲劇が起きたのはその3日後の木曜の朝6時だった

僕は水曜に夏風邪を引いてしまい
その日もダウンしていたのだ

そこに突然耳をつんざく様な音が鳴り響く
月曜に聞いたのと同じ音だ
そう、またあいつが最後の寄り代として僕の家の網戸を選んだのだ

風邪のせいでヒドイ頭痛に悩まされているのに
あの鼓膜を破るような音でさらに頭痛が酷くなった


ここまでの話であれば、なにも前後編にする必要などないのだ





僕は自分では温厚なほうだと思う
今までで本気でキレた事なんてないのではないかと思うほどだ
そんな僕がましてや蝉に対してキレるはずもない

蝉だって必死なんだから我慢しようと思った
残り少ない命を削ってるのだから、多少耳がつらくてもと思った
音が大きくて頭に響くが少し待てば納まるのだからと思った
夏もそろそろ終りなのだろうと思った


そして大音量の泣き声が止んだのだ
最後の灯火を盛大に燃やして散っていったのだ
これで頭が痛いのも若干和らぐだろう



僕が2度目の眠りに入りそうになった時
どこからともなく、あの鳴き声が聞こえてきたのだ

何故だ?
そんなに僕の家の網戸は鳴きごこちが良いのか?
せっかく頭痛も納まり、もう一度眠りにつきそうだったのに

しかし、こんなことで怒っていても仕方がない
そう、蝉だって必死なのだ
たった数日しかない命を必死で燃やしているのだ
ほんの数分我慢すれば良いことなのだ

そして数分後、音がピタリと止んだ
これで今度こそ休める





再度、眠りにつき記憶の薄れゆく
まどろみに心をゆだね、後は夢の中に落ちてゆくだけであった
聞こえるのは、鳥のさえずりと遠くで聞こえる蝉の声
遠くで聞こえるのは夏を感じられ、僕を安眠へと導いて行く

幾ばくの時間が経ったのだろうか
気持ちよく寝ていたのだ


が、もうお分かりであろう
大音量もとい爆音を響かせるやつが来たのだ
そして今回は過去3回よりもとんでもない轟音
網戸には上の方に1匹、下の方に1匹いた

プチッ

仏の顔も3度までと昔の人は上手い事を言ったもんだ
正直ガラスをぶち破ってしまおうかと思いました

頭が痛いのも忘れて表に出て
蝉を追っ払ってやった
僕自身はわからないが、多分凄い形相だったと思う

蝉に対して本気でキレるとは自分でも予想外だった


このあと熱が上がりダウンした
それはまた別の話
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by fullcrescentmoon | 2007-08-26 00:50 | 徒然